PCBポリ塩化ビフェニル分析

ABOUTPCB分析とは

ポリ塩化ビフェニル(PCB)は熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を持つことから、電気機器の絶縁油など様々な用途で利用されてきました。しかし、毒性が非常に高いことが判り、1972年以降は使用・製造等が禁止されています。

また、製造・販売禁止以降の変圧器やコンデンサなどの絶縁油に微量のPCBが混入している事例が見つかり、電気機器については廃棄する前にPCB混入の有無を調査する必要があります。

現在では、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」によりPCB廃棄物の処理期限が定められています。

特に高濃度PCB廃棄物は、地域ごとの処分期間内に必ず処分しなければなりません。まだ使用している変圧器等の電気機器であっても、処分期間内に使用を終え、処分するよう法律で求められています。

ADVANTAGE当社の強み

当社では、絶縁油・塗膜くず(廃塗膜)中のPCB分析はもちろん、PCB廃棄物の処分に向けた書類作成や手続きのサポート、安定器の調査・仕分けといった総合的なサービスを提供しております! (一社)日本環境測定分析協会 極微量物質研究会(UTA研)が主催する絶縁油PCB、低濃度廃棄物クロスチェックに参加し、精度向上・維持に努めています。

SERVICE分析項目

絶縁油

絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定マニュアル 2.1.2(第3版)

拭取り試験(金属、プラスチック、陶器など)

PCB汚染廃棄物:低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第3版)又は特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物に係る基準の検定方法(平成4年 厚生省告示第192号)別表第三の第二

部材採取試験(金属、プラスチック、陶器など) ※塗膜はプラスチックになります

PCB汚染廃棄物:低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第3版)又は特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物に係る基準の検定方法(平成4年 厚生省告示第192号)別表第三の第三

FLOW分析の流れ

採取

前処理

分析

報告書

MACHINE主要分析機器

GC-ECD 高分解能二重収束型GC-MS